籐の故郷は、インドネシア・マレーシア・フィリピンなどの東南アジア諸国、あるいはアフリカ、オーストラリア等です。
これらの地域の熱帯・亜熱帯のジャングルに自生するヤシ科のツルが籐です。籐は非常にしなやかで加工がしやすく、かつ丈夫でるため、家具の材料には非常に適しています。
籐は古くから使用され、日本でも多く使用されています。
籐の種類にはセガ、ロンティー、ウンプル、マナウ、トヒチ、バタンといった種類があり、それぞれの特性に応じてフレーム、装飾、巻き材、編み材等に使い分けられます。
籐家具のフォルムは、ツルを曲げたり編んだり加工して作ることから優美な質感をかもしだし、熱帯のリゾートホテルを思わせるエキゾチックな印象を与えます。また、大量生産品にはない、職人の「手作り感」が強く伝わってきますので、高級なホテルや商業施設、個人宅の応接間などにぴったりです。
籐素材は通気性に優れているばかりでなく「呼吸」しています。すなわち、籐の組織の中の導管が夏は空気中の水分を吸収し、冬は水分を放出します。使えば使うほど味が出てくるのも籐家具の特徴です。一般的には「夏の家具」のイメージを持たれがちですが、そんなことはありません。オールシーズン使用可能ですし、こまめに手入れをすれば一生もの、万が一折れたり破れたりしても補修して長くお使いいただけます。
張り加工後は籐の種類によって、五分籠目、三分籠目、四ツ目の順で強度が異なります。
五分籠目 | 三分籠目 | 四ツ目 |
一番強度があり、 座面に使用できます |
五分籠目より細い籐で 細かく編んでいます |
柔らかい使い心地です |
塗膜を剥離せずに汚れを取り、傷などをある程度修復して、上から少し塗膜をつくります。見た目には、新品と見間違う程の塗装、補修です。
籐椅子は、張替の際に特殊な技術が必要です。塗装も同時に行うのが通常で、リフレッシュ塗装座面の張替も同時に行うと、新品に近い出来上がりになります。価格は、 籐部分の張替・リフレッシュ塗装と座面の張替を別々で表示しています。
使用時間によって、張替部分以外の箇所が痛んでいる場合が多く見られます。
※表示価格は張替費用を基本としたものです。別途修理が必要な場合は、下記以外に費用が必要です。
※別途の修理に関しましては、お客様のご要望に応じて対応致します。
下記ソファー・椅子の写真から、お客様が張替を行いたい商品と形状などが近い物をお選び下さい。
参考価格をご覧頂けます。
※参考価格については五分カゴメの価格になっております。三部カゴメでのはりかえなどは1割増となります。
張り替え・修理は下記に掲載のないメーカー製品であっても対応可能な場合もございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。